リハビリテーション技術科では、『地域の皆さまがその地域でその人らしく生活できることを支援する』というスローガンの下、総勢114名のスタッフがリハビリテーション業務を実施しております。
市内唯一の総合病院リハビリテーション技術科として、急性期から回復期、生活機まで一貫したリハビリテーションを提供しております。
これからも地域のニーズにしっかりお応えできるよう努力してまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
①人員構成
理学療法士 68名、作業療法士 32名、言語聴覚士 14名
(2025年4月1日現在)
②施設基準
脳血管疾患等リハビリテーションⅠ
運動器リハビリテーションⅠ
呼吸器リハビリテーションⅠ
心大血管リハビリテーションⅠ
がん患者リハビリテーション
(2025年4月1日現在)
当院リハビリテーション技術科は下記4分野の疾患を中心にリハビリテーションを提供しております。
①脳血管疾患リハビリテーション
脳梗塞、脳出血、くも膜下出血といった疾患により生じた運動麻痺や感覚障害をはじめ、失語症などの高次脳機能障害、更には嚥下障害といった様々な障害を対象としてリハビリテーションを行います。
②運動器リハビリテーション
様々な骨折や変形性膝関節症といった骨関節疾患をはじめ、筋断裂や靭帯損傷などの整形外科疾患を対象としてリハビリテーションを行います。
③呼吸器リハビリテーション
肺炎や喘息といった呼吸器疾患を対象にリハビリテーションを行います。
④心大血管リハビリテーション
心筋梗塞や心臓弁膜症といった心臓の疾患を対象にリハビリテーションを行います。当院では急性期を脱した急性心筋梗塞、安定狭心症、慢性心不全、末梢動脈疾患などで状態の落着いている方を対象としています。
⑤がん患者リハビリテーション
がんの手術や投薬治療にて筋力低下や体力低下をきたした患者様を対象としています。ご本人様、ご家族様のご要望を十分に把握した上で、その時期に適した日常生活動作や生活の質をサポートすることを目指しリハビリテーションを行います。
①理学療法
理学療法は、病気やケガで失われた運動機能の回復と、動作能力の再獲得を目的としています。内容としまして、単なる機能訓練に留まらず、適切な評価を行い、患者様一人ひとりの身体の状態、生活環境、そして「何を達成したいか」という目標を理解した上で、関節を動かす練習、筋力トレーニング、歩行練習などを中心とした、患者様毎のリハビリテーションプログラムを作成・実施します。
目標は、機能の回復だけでなく、活動的な日常生活への復帰や、趣味・スポーツの再開など、患者様が望む「生活)」の実現としております。
②作業療法
作業療法は基本的動作能力(運動や感覚・知覚、心肺や精神・認知などの心身機能)、応用的動作能力(食事やトイレ、家事など日常で必要となる活動)、社会的適応能力(地域活動への参加、就労に必要な能力)を維持・改善し、「その人らしい」生活の獲得を目標にします。
練習内容は患者様の個別性を考慮し、食事やトイレなどの日常生活動作練習に加え、調理や掃除、洗濯など実践的な家事動作の練習も取り入れています。
③言語聴覚療法
言語聴覚療法ではコミュニケーション機能(聞く、話す、書く)や食べ物の飲み込みに障害のある人に対して機能訓練を行い改善することが目的です。
その手段として音声練習・構音練習・言語練習を行いコミュニケーションの援助をいたします。また、適切な評価のもとに飲み込みの練習を行い、安全にお食事を召し上がっていただけるように援助いたします。
当院では一緒に働いていただける理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の方々を募集しております。
病院見学随時受け付けております。お気軽にご連絡ください。
また、OT・STの方を対象にインターンシップを実施しています。
当科では、スポーツリハビリテーションチームを発足し、スタッフがスポーツ現場にて応急処置・コンディショニング・サポート活動、地域での救護活動を実施しております。
2024年度帯同件数 約70件