神経内科は脳や神経を対象とした内科系の診療科です。精神的な問題からではなく、脳や脊髄、末梢神経、筋肉などの部位に生じる疾患を診察します。
・歩行がうまくできない
・言葉がもつれる
・食べ物が飲み込みにくい
・意識を失った、意識が混濁している
・会話の内容や行動が急におかしくなった
・全身が痙攣して意識がない
・数秒間意識が飛ぶことがある
・手足に力が入らない
・手足がしびれる、感覚がおかしい
・手足がふるえる、手足がつっぱる
・全身の筋肉が痛くなり動けない
・手指がこわばる
・物が二重に見える(複視)
・目の前にちかちかした光が見えた後、激しい頭痛を起こすことが多い
脳卒中(脳梗塞、一過性脳虚血発作、脳出血、くも膜下出血など)
頭痛(片頭痛・緊張型頭痛、群発性頭痛など)
認知症(アルツハイマー病、血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭葉変性症、プリオン病など)
てんかん
パーキンソン病、多系統萎縮症、進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症
脊髄小脳変性症、運動ニューロン病(筋萎縮性側索硬化症:ALSなど)
髄膜炎・脳炎
重症筋無力症、多発性筋炎、多発性硬化症、急性散在性脳脊髄炎、ギラン・バレー症候群、膠原病に伴う神経障害など
1.5T超電導MRI(海馬の萎縮を統計学的に数値化するVSRADを含む)、16列マルチスライスCT、脳波計、頸動脈超音波、心臓超音波、24時間心電図(ホルター心電図)、各種高次脳機能検査バッテリー(認知機能・記憶・注意力などをテスト形式・質問形式で測定する:神経心理学的検査)。腰椎穿刺による髄液検査。以上は当院で可能な検査です。
SPECT(パーキンソン病鑑別のためのMIBG心筋シンチ、ドーパミントランスポーター(DAT)scan、認知症鑑別のための脳血流シンチ、脳循環予備能評価のためのダイアモックス負荷脳血流シンチなど)に関しては連携病院にて施行します。
急性期脳梗塞に対する治療、脳梗塞再発予防管理、パーキンソン病に対する薬物治療、てんかんの 診断・内服薬の選定・調整、眼瞼けいれん・片側顔面けいれんに対するボツリヌス治療(ボトックス注射)、免疫性神経疾患に対する大量ガンマグロブリン療法、ステロイドパルス療法、透析治療(血漿交換、免疫吸着療法など。腎臓内科専門医・透析専門医との連携にて施行)
日本リウマチ財団リウマチ登録医として膠原病、関節リウマチなどの診療も行っています。純粋な神経免疫疾患以外に膠原病が神経症状を呈する場合も多く、これまで数多くの膠原病、自己免疫疾患(自分の抗体が自分自身を攻撃してしまう病気)の診断、治療を行なってまいりました。身体所見、採血や髄液データ、各種画像検査などを分析し診断していくには患者さまからお聞きする情報も大切な鍵となります。(初診の患者さまの場合、診療時間が長くなりますがご了承ください。)
神経内科医の目、リウマチ・膠原病科医の目、さらには総合内科医的な目で診察をすることが正しい診断に結びつくと考えております。
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0480-93-0661(代表)